インタビュー 中堅総合商社ミシマの法務部副部長である隼太郎は、法律雑誌の編集者のインタビューを受けていた。 この法律雑誌は毎月出版されているが、毎号見開き1ページを使って、さまざまな会社の法務部を紹介している。ミシマの広報室を通じて、隼のところに取材協力の依頼がきた。隼は、法律雑誌出版社に請われて、実務記事を書くことはあまり苦にはならなかったが、編集者からインタビューを受けるということには抵抗があった。文章であれば、推敲を重ね、内容を吟味できる。しかし、インタビューは、聞かれたこと...