Business Law Journalセミナー(1)(2014.12.02)

SEMINAR 2014.12.02 Business Law Journalセミナー(1)

『企業法務の人材市場には 今、何が起きているか?』

講師:西田 章 弁護士(西田法律事務所/西田法務研究所) / 井上 修 氏(日本ヒューレット・パッカード 取締役 執行役員 法務・コンプライアンス統括本部長) / 上野正樹 氏(キリン 法務部長) / 萩原恒昭 氏(凸版印刷 法務本部長) / 浜田義一 氏(三井物産 法務部企画法務室室長)

無料 概要

法務人材の採用・育成は、業種や規模を問わず、多くの企業の法務部門にとって最重要課題の一つ。事業のグローバル化や法曹人口の増加など取り巻く環境が大きく変化する中、どのような取組みが求められるのか。
2014年12月に開催された法務部門管理職向けセミナーの概要を紹介する。

法務人材の採用・育成はどう変わっていくか


法務人材の採用と育成をテーマに掲げた今回の特別セミナーは2部構成で行われた。
第1部は、法務部門と法律事務所双方の採用動向に詳しい弁護士兼リクルーターの西田章氏による講演。「弁護士・法科大学院修了生の就職・転職動向」と題して、法科大学院修了生と弁護士の就活・転職事情を分かりやすい具体例とともにお話しいただいた。
例えば、法科大学院修了生に内定を出した後、企業側にはどのようなリスクがあるのだろうか。西田氏は、平均的な就活スケジュールを示しながら、時系列に沿って七つのリスクを指摘。さらに、司法修習後すぐに企業へ就職した弁護士の声や企業への就職後に法律事務所へ転職した弁護士の声も紹介しつつ、企業が弁護士を採用する際の留意点と慰留する際の手法にも言及した。
また、法律事務所における弁護士の採用基準についても紹介。採用担当パートナー弁護士の本音を交えつつ、企業と法律事務所で評価ポイントはどこが違うのか明らかにした。そのほか、今後、法務部門の中途採用において大きな人材供給源となり得る大手法律事務所の弁護士が企業への就職を考えるタイミングについても話が及ぶなど、興味深い話題が相次いだ。
続く第2部は、「人材採用・育成の現場から考える今後の企業法務部門のあり方」と題したパネルディスカッション。モデレーターの西田氏から「弁護士有資格者の活用」「社内他部署との人事ローテーションの意義」「海外案件に対応できる人材の育成」「幹部候補生の登用と育成」という四つのテーマが示され、各パネリストがそれぞれ自社での取組みの具体例を披露した。
最近の新卒・中途採用では、応募者層が変化しており、実際に企業が採用する人材の属性もまた変化していることが語られるなど、実例に基づいた興味深い話が多数紹介されるセミナーとなった。

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